根管治療 Root Canal Treatment
歯を救う
根管治療(または歯内治療)の目的は、虫歯や病気、あるいは外傷などで大きく傷ついてしまった歯を救うことにあります。抜歯をするか、歯を救うかという選択を迫られた場合、ほとんどの人が、自分の歯を救うことを選択します。自分の歯の方が大方にして人工歯よりも耐久性があり、食べ物も効率よく噛めるからです。もし歯を抜いてしまったら、隣の歯が本来あるべき場所から、抜けた歯のあった場所へ動いてくることがあります。これにより物を噛むのが不自由になったり、動いてしまった歯の周りに、新しく虫歯や歯肉炎をひきおこすこともあります。根管治療は、約90~95%の割合で成功します。また治療した歯の衛生管理をきちんと行っていれば、何年も、あるいはまた一生その歯を使うことができます。
どの歯科医師も、根管治療を行うことができます。しかし、特に難しいケースの場合、一般歯科医は、歯内療法学者(Endodontist)を紹介することがあります。歯内療法学者とは、根管治療のみを専門に行う医師です。
根管治療について
歯の神経が自ら再生できなくなった時、その歯は死んでしまいます。死んだ歯はほおっておくと、やがて細菌に感染します。このため根管治療が必要となるのです。感染が始まってしまった場合は、すみやかな治療が必要です。さもないと、激痛がおきたり、膿瘍がたまることになります。膿瘍は、その歯の周りの骨を溶かし、そのままにしておくと、最終的に歯を抜かざるをえなくなります。
神経が再生できなくなる原因をつくるのは、以下のものがあげられます
1.深くまで進行した虫歯
2.外傷 (極端に磨り減った歯、ひびが入った歯、おれてしまった歯が含まれます)
3.歯肉炎 (症状としては、歯が痛む、熱いものや冷たいものに過敏に反応する、歯が黒く変色する、歯肉や顔がはれると言ったものがあります)
治療は、その歯が有する根管全部に行われなければなりません。根管の数は、一定していません。1本の歯に最高3本、あるいは、それ以上の数があることもあります。根管治療では、感染症を根管から完全に取り除きます。治療には、数回の来院が必要です。医師は、特別な医療器具を使用し、根管の清浄、拡大、整形を行います。そして抗菌薬を根管内に詰め、次回の治療に備え一時的な充填をします。この充填は、根管を保護する役目を果たします。治療の後、数日間は何らかの不快感があるかもしれませんが、これはすぐに解消されます。治療の最後には、根管に最終的な充填が行われ、これにより歯は保護され、感染が防止されます。
根管治療後の問題点とその費用
長期使用しているうち、根管治療を行った歯に何らかの理由でひびが入った場合、この歯に問題がおきる危険性が生じてきます。ひび割れを通して、細菌が根管内に進入し、再び感染症を引き起こすことになるのです。未然にひび割れを防ぐために充填物は、耐久性、保護性の高い物でなければなりません。この充填物として、アマルガム、陶材ゴールドといった素材があげられます。
最終的な充填が果たす役割
1.歯を保護しその強度を保つ
2.正常なかみ合わせを再現する(例:物を噛む時、上下の歯が正しく合っていること)
3.満足できる外観を保つ 一般的に根管治療は、痛みをともなうものであると思われがちですが、実は比較的痛みをともなわない治療です。
しかも歯を失わずにすむという意味からすれば、経済的とも言えるでしょう。根管治療を断念し抜歯を決意した場合、その歯を補うためには、有床義歯(入れ歯)や、ブリッジをつくることになります。そしてその金額は、根管治療よりもかさむことになるのです。
Dr. イアン・マラトス歯科医院(DesignDentistry)
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